和音の美しさについて + ベートーベンの大フーガ2012年03月13日

今日、生の合唱を聴いていてきれいな和音に遭遇しました。

和音がきれいだと、合唱でもまるでパイプオルガンと同じ音がします。鍵盤楽器は平均律の和音ですが、歌などの純正律の和音はそれ以上に美しいです。

和音でいつも思い出すのが、ベートーベンの弦楽四重奏曲op133の大フーガ。基本的にベートーベンはあまり好きではないですし、そもそもあまり弾いたことがありませんが、とにかく最初の和音、すごいです。

http://www.youtube.com/watch?v=XEZXjW_s0Qs&feature=related

私が学部4年の頃にサントリーホールに聞きに行った、アルバンベルク四重奏団オリジナルメンバーの演奏が、動画で聞けるなんてすごいですね。この曲を知っている人は、世界中にどれくらいいるのでしょうか。。。ベートーベンがこんな複雑な曲を緻密に作っているのも驚きです。まるで戦後の現代音楽ですね。

自宅にオットー クレンペラーが指揮したオーケストラ版の大フーガのCDがありますが、これはもっとすごいです。

さて、弦楽器で瞬間的に悪い音程を出してしまった場合、ビブラートで修復します。ビブラートにはそういう補正の役目もあります。ですのでビブをかけないと、補正ができないので厳しいです。

今朝は和音とは何かをいろいろと考えてしまいました。夕食料理は免除で、疲れて寝てしまいます。